麻酔薬の誤投与による死亡事故が起きた某美容外科

お肌の悩み

豊胸手術が招いた現実

東京、大阪、福岡など大都市圏にクリニックを構える某美容外科。
何年か前に、この美容外科の福岡院で死亡事故が発生しました。
死亡したのは脂肪吸引と豊胸手術を受けた30代の女性です。
死亡した原因は、低酸素脳症による多臓器不全。
そもそもの低酸素脳症が起こった原因が何だったのかというと、それは手術時の麻酔薬の誤投与です。

標準の10倍

死亡した女性に投与された麻酔薬は、標準量の約10倍だったと言われています。
メーカーが推奨する量の10倍の投与を受け、女性は手術中に意識不明の状態に陥りました。
しかし、執刀した医師が取った行動は、容態が急変したことを受けて東京にいる院長を呼び寄せ、麻酔薬の排出措置を行うことでした。
結局、女性が救命救急センターに搬送されたのは手術の翌日の事だったといいます。
容態が急変した時点で救命救急センターへの搬送をせず、東京にいる院長を呼び寄せて隠蔽措置を行おうとしたとして、業務上過失致死の疑いで執刀医と院長の両名は書類送検されています。

美容医療と死亡事故の関係

医療の施術は、どのようなものであっても、数十分で施術が終わるものであっても、医療過誤のリスクが内包されています。
医療過誤の原因は医師の技術不足というケースもありますが、むしろ予想外の症状が現れたり、個人の体質の問題が原因であることが多く、悪意によるものではないというところが、扱いが難しいところでしょう。ただし、死亡事故ともなれば、残された遺族の方たちの非難もありますし、テレビニュースとなることもあります。
インターネット上でも担当医の名前やクリニックの名前が出て拡散され、クリニックのイメージを大きく損なう場合もあります。
美容外科の施術というと、入院の必要がなく短時間で済む気軽さが受けて利用者が多くなっていますが、こうした死亡事故や大きなトラブルが発生しているわけですから、実績があり、信頼のおける医師がいるクリニックを利用することが大事です。
また、品川美容外科などを筆頭に大手美容外科のHPでは、医師の実績が掲載されているところもあります。施術を受ける前にそのような情報を確認しておくことも大切です。