起訴を起こされる美容外科医院

ふと考え事

手術だけとは限らない

美容外科界隈は、美を追求する理想の高い人々が多く利用しています。
そのため、起訴が起こる可能性も高く、非常に様々な判例・事例を見ることができます。
その起訴事例の多くが手術の失敗による損害賠償請求ですが、中には手術とは異なる内容での起訴も起こされています。

実際に起訴にまでは至らない事例もありますが、レーザーによるシミ治療を定額で受けられるコースを契約した消費者が、コースの解約を求められたため少額起訴を考えている、といったこともあるようです。
これはこれで、契約の不履行に相当するものですから起訴の対象となってもおかしくはないでしょう。
この事例では実際には起訴に至ってこそいないものの、起訴を考えるほどの事例であるとして紹介するに至りました。
契約の不履行というのは、どのような状況であれ訴訟に発展する可能性のあるものです。
手術の失敗も、言わば「この状態にする」という内容の契約に対する不履行ですから、どういった状況であれ、契約の不履行は起訴のもととなると考えるほうがよいでしょう。